Instagramフォロワー33万人のフォトグラファーが語る!これまで撮影した中で、思い出深い海ベスト3って?
夏といえば海。あなたには、忘れられない海の思い出はありますか?
今回、Instagramで33万フォロワーを集めるフォトグラファー・高橋伸哉さんが、数々の海の絶景写真を撮影してきた中でも、特に思い出深い海ベスト3を教えてくれました。それぞれの海での思い出や撮影秘話を知り、美しい写真を眺めれば、あなたも旅のワクワク感に浸れるはずです。
台風一過の川平湾で出会った、
エメラルドブルーの海


石垣島の川平湾(かびらわん)は、エメラルドブルーの海と2キロにおよぶ入江で知られる絶景スポット。高橋さんは美しい海を撮影するために、石垣島に足を運びました。
石垣島へ渡る前に、近くの竹富島に宿泊していた高橋さん。しかし、竹富島では台風に見舞われ、海を撮影できる状況ではありませんでした。そんな中、滞在の最終日、石垣島の川平湾に寄ることに。
すると幸運にも台風は過ぎ去り、川平湾はなんと快晴に恵まれました。「台風が去って快晴の中でエメラルドブルーが見れたことは、今でもいい思い出となってます」と、高橋さんは振り返ります。



海だけでなく、石垣島から船で15分の竹富島で見た風景も印象に残っているそうです。
「沖縄の原風景が残る竹富島は、昼は観光客が多くてにぎわっていますが、夕方からは観光客もいなくなり、しんと静まりかえります。ほんとの島の魅力が発揮されるのは、夕方以降の時間帯なのです。夕暮れや夜明けの景色を眺められる宿泊場所であれば、ゆっくりと時間が流れる非日常を味わえます」
夏の海を撮るときのポイントも教えてくれました。
「真夏の海は日差しが強いため、露出がオーバーになりやすいので気を付けましょう。夏独特の入道雲をしっかり撮影するには、露出やシャッタースピードや感度を気にしながら撮影しないといけません」
「陽射しが強く入道雲が出ているような夏の日は、Galaxy S9 | S9+で撮影した方が、美しくコントラストが強めの写真が撮れることもあります。『プロモード』で手動調整して撮影するもよし。オートでも素晴らしい旅写真が撮影できます」
神秘的なリフレクションに
魅せられた父母ヶ浜

香川の父母ヶ浜(ちちぶがはま)海岸は、水面に空や風景が反射するリフレクションで知られ、日本のウユニ塩湖と呼ばれることも。
高橋さんが父母ヶ浜を知ったきっかけはInstagramでした。近場でリフレクションを撮影できる海をInstagramで検索したところ、父母ヶ浜の写真がたくさんアップされており、その存在を知ったのです。
そしていざ、父母ヶ浜へ向かった高橋さん。現地には、Instagramで知ったであろう多くの人が撮影に来ていたといいます。
「カップルや友達同士で遊びにきている人たちから、『記念写真を撮ってもらえますか?』とスマートフォンを差し出されることもしばしば。夕焼けの雲だったり太陽の配置を考えて撮影してあげると、喜んでいただけたりして、本来の写真を楽しむということを思い出させてくれました」
ちなみに、父母ヶ浜の写真はGalaxy S9 | S9+で撮影したものです。「リフレクションも美しく、素晴らしい写りをしてくれました」と、完成度にも満足。

人が多い人気スポットで美しい写真を撮るにはコツがあります。「撮影時に他の人がフレームに入ってしまうので縦撮影をしたり、あとでトリミングすることも考えて工夫して撮影しないと劇的な瞬間は撮影できません」

有名店に行き、名物の讃岐うどんも堪能しました。
夕日ヶ浦での撮影では、
カメラを置いて佇むことも


京都府北部の丹後半島にある夕日ヶ浦は、水平線に沈む美しい夕日と、約8㎞の白砂の浜で知られる景勝地です。高橋さんは小旅行としてよく遊びに行くのだとか。
「丹後半島は、朝から夕方まで撮影できるロケーションが多く、飽きることがありません。近畿圏から車を使えば2時間半で行けるのもありがたい」「思い出はやっぱり夕暮れの美しさですね。沈む太陽を眺めながら、写真を撮ることをやめて佇むこともよくあります」
しかし、日本海側ならではの苦労もあります。「日本海側の海は波が少し荒いこともあり、海に近づいて撮影するときにはカメラに水がかからないよう注意が必要です」


雄大な日本海を一望しながらのドライブや、地元の食材を生かした食事、宿主のおもてなしの朝食なども欠かせない楽しみになっています。
旅を楽しめば、
すてきな写真が自然と撮れる
「海に限らず、旅は楽しいものです。まずは楽しむことを最優先すれば、すてきな写真が自然と撮れるはず」と高橋さん。SNS映えする写真の最大のコツは、その瞬間を楽しむことなのかもしれません。
最近、高橋さんはGalaxy S9 | S9+を持ち始め、そのカメラにも可能性を感じています。「カメラもスマートフォンも日々進化していっていることもあり、また機会があれば、新しい機材を使って、同じ場所で撮影したいものです」
高橋さんが選んだ3つの海と写真はいかがだったでしょうか?みなさんも今年の夏は海へ出かけて、撮影に挑戦してみてくださいね。思い出の写真は、色褪せることのない、大切な宝物として残りますよ。
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