スマホカメラ、暗い場所でキレイに撮るには?解決のカギは「F値」にあった!

Galaxy 9|9+ デュアルアパーチャ

夜間の屋外、薄暗い室内、そして博物館や水族館などの暗い室内で写真を撮ると、明るくは撮れているけれどなんだかザラザラしたような質感でキレイじゃない。そんな経験はありませんか?近年、スマートフォンのカメラは進化を遂げて暗い場所でも明るく撮れるようになりましたが、SNSなどで素敵な写真をシェアしたいユーザーにとっては、写真を美しく撮ることが大切なポイントです。どうすれば暗い所でもくっきり鮮明に撮影できるのかを、Galaxy S9|S9+のカメラ機能をもとに紹介しましょう。

暗い所での撮影で重要になる
「F値(絞り値)」とは

なぜ暗い場所で撮影すると明るい写真だけれどもザラザラした質感になってしまうのでしょうか。その原因が「高感度ノイズ」と呼ばれるものです。スマートフォンのカメラは一般的に、取り込む光の量が少ない=被写体が暗いときには、カメラの感度(ISO感度)を高めて被写体を捉えようとします。すると、感度を高めた分、ザラザラとした高感度ノイズが写真に載ってしまい明るく撮れても美しくない写真になってしまうのです。また、カメラの感度で人工的に明るくしていることで、不自然な写真になってしまうことも少なくありません。

では、こうした課題を解決するためには、どうすればいいのでしょうか。まずは、取り込む光の量を増やすことです。カメラが光を取り込める量は、「F値(絞り値)」というもので決まっています。F値(絞り値)とは、カメラのレンズが光を取り入れることができる量。このF値が低ければ低いほど、カメラは多くの光を取り込み、ISO感度を必要以上に高めなくても明るく自然な写真を撮ることができます。Galaxy S9|S9+のカメラは、スマートフォンのカメラが暗い所で使用されることが多いことを想定して、スマートフォン最高クラスとなる「F値1.5」のカメラを搭載。カメラのISO感度に頼らなくても、明るく美しい写真を撮ることができるのです。

高感度ノイズを撃退する、
マルチフレームノイズリダクション

Galaxy S9|S9+のカメラは、「F1.5」という低いF値でより多くの光を取り込みます。しかし、それでも光の量が足りない暗いシーンでは、ISO感度を高めて明るい写真を撮影します。その際に発生する高感度ノイズによって、せっかくの写真が台無しにならないよう、Galaxy S9|S9+のカメラにはノイズを抑制するための「マルチフレームノイズリダクション」という機能が搭載されています。

Galaxy S9|S9+のカメラでシャッターを切ると、出来上がる写真は1枚です。しかしその裏側では、Galaxy S9|S9+のカメラに搭載された「スーパースピード・デュアルピクセルイメージセンサー」が、シャッターを切った瞬間に高速で12枚の写真を連続撮影します。その写真を合成することで高感度ノイズを30%抑制し、暗い場所でも輪郭のハッキリしたキレイな写真を撮影することができるのです。

暗い場所、明るい場所で
カメラの特性を最適化

ここまでご説明した通り、Galaxy S9|S9+のカメラはより多くの光を取り込むことができる「F1.5」という低いF値のカメラと、高感度ノイズを抑制するマルチフレームノイズリダクションによって、暗い場所でも明るく美しい写真を撮影することができます。一方で、日中などの明るい場所では、Galaxy S9|S9+のカメラはどのような動きを持つのでしょうか。

カメラのF値は低ければ低いほど光を取り込む量が増えます。しかし一方で、このF値が高い場合にはよりシャープな写真が撮れるという特性を持っています。Galaxy S9|S9+のカメラではこうしたカメラの特性を活かして、撮影環境の明るさに応じてF値を切り替える「デュアル・アパチャー」という機能を搭載しています。暗い場所ではF1.5で光を多く取り込み、明るい場所ではF2.4でシャープな写真を撮るという最適化をすることで、細かい設定をしなくてもシーンにあわせて最適な写真を撮ることができるのです。

スマートフォンのカメラでキレイな写真を撮影するためには、「F値」と「高感度ノイズの処理」は重要なキーワード。SNSで写真をシェアすることが多い方や、キレイな写真の撮影にこだわる方は、この2つのキーワードに注目してスマートフォン選びをしてみてはいかがでしょうか。